PIC16F84を利用したデジ像(PAV-MP1)車載用アダプターの製作
「デジ像」+ アダプタ全体像 | 赤外線の拡散窓 (アクリル板に傷入れ) | アクリル版を削って 赤外線ダイオード埋込 | 回路基板 下のはみ出しはリレー |
BT(12V)のコネクタは常時12Vが供給されているラインに接続。ACC(12V)のコネクタはアクセサリー電源に接続。PAV-MP1
P-IN のコネクタはデジ像に12Vを供給するためのプラグにつなぐ。製作の過程でいろいろあったため、PICからリレーを駆動する部分に無駄な回路がついている。これから製作しようと思う人はこの部分のフォトカプラは省くべきだろう。PICはたまたま16F84Aを余分に所持していたので少々大きくて無駄が多いがこれを使用した。本当はもっと小さなPICのほうがよいだろう。
プログラムについて
プログラム(MP-LAB用アセンブラ) 【右クリックして名前をつけてリンク先を保存してください】
HEXファイル
ACCのONでRB4が変化してPICがスリープモードから復帰し、約10秒待ってもACCがONで確実に電源のONだと判断できたらリレーをONにしてデジ像に12Vを供給する。USBメモリーからデータが読み込まれ、「レジュームしますか」「はい・いいえ」の窓が開くまでに約60秒かかるので、60秒後にenterの赤外線信号を送信し再生を開始させ、PICはスリープモードに移行する。はじめはenterの送信まで待機100秒にしたがちょっと長すぎたので60秒に変更した。ここは使用するメディアによって適切にしなければならないところだ。私の使っているUSBメモリーはこれでぴったりのようだ。また、リンク先のHEXファイルは60秒になっているのでメディアの認識にもっと時間がかかる人はこのままでは使えないので注意してほしい。
ACCのOFFでRB4が変化してPICがスリープモードから復帰し、stopの赤外線信号を送信して再生位置を記録させるために約10秒待ち、その後リレーをOFFにしてデジ像への電源供給を止める。
送信する赤外線信号の波形(参考)
上が付属するリモコンの停止信号
下が今回製作した回路による停止信号
ただし、現状のプログラムはリーダー部分をわずかに短くし、付属リモコンにだいぶ近くなっている。
今回製作した回路によるエンターの信号。リーダー部分は変更後の状態である。
メーカー、機器 の信号は
40 BF
停止、停止の反転 の信号は
30 CF
エンター、エンターの反転 の信号は
D0 2F
のようである。
解析にはdsPICでつくったオシロスコープ(もどき)とSHARPのGP1UD282XKを使用した。